企業 看護師 働きやすさ 比較

病院での仕事をしながら子育てをすることが難しい看護師さんが増えてきています。理解を示してくれる職場なら、育児休暇やシフト変更をしてくれますが、同じ子育てをしている看護師さんがいない職場などはなかなか理解してくれません。看護師から経験を活かして仕事ができる職種として、企業内医務室、治験コーディネーター、臨床開発モニター、クリニカルスペシャリストなどの仕事があります。

この職種の中で、仕事と子育ての両立が難しいと感じた看護師が転職する職種として人気なのが企業内医務室の看護業務です。企業内医務室の仕事内容は、会社に勤める従業員の看護や健康管理などの指導が主な業務内容になります。基本的には、企業内医務室の業務時間は9時から17時で夜勤なし、残業もほとんどないために仕事をしながら子育てをする看護師にとって働きやすい環境と言えます。

その他の治験コーディネーター、臨床開発モニター、クリニカルスペシャリストの仕事は看護の業務よりも検査や営業の割合が多くなり残業も多いので、子育てをしながらだと両立するのは難しいかもしれません。企業内医務室の仕事は看護業務が主な仕事なので、今までの経験を活かして仕事をすることができます。

しかし治験コーディネーターや臨床開発モニターは、新薬開発のための臨床検査のコーディネートやモデリングが主な仕事なのでキャリアウーマンとしてバリバリ仕事がしたいという看護師さんにおすすめの職種なので、企業内医務室で働く看護師よりも求められる業務内容が多くなってきます。クリニカルスペシャリストになると、実際に患者に看護することはなく、自社商品を買ってもらうための営業などもしなければいけないので、看護師としての経験を活かせる仕事ではありますが、全く違った種類の仕事です。

この業種の中で本格的な看護業務をするのは企業内医務室だけになります。そのために臨床経験などがあれば即戦力として働くことができます。

企業看護師の職種を比較して働きやすさで順位をつけるならば、企業の医務室で働く看護師の仕事が職場環境や待遇、経験を活かしやすいという面で一番かもしれません。