企業 看護師 面接

一般企業の医務室や治験関連企業で看護師･保健師の資格を活かして働きたい方は、病院などとは違う面接対策が必要になってきます。

企業の面接に望むにあたって、医療従事者としての意気込みや目的をしっかり持っておくことは必要ですが、それと同じくらい大切になってくるのが、その企業に就職したい理由と、就職した後の自分の目的になってきます。どのような理由で就職したいのかをはっきり答えることができないと、不利になってしまうことも多くあります。その企業の特徴を軸に考えていくことも大切ですが、あえて企業で働くと言うこと自体に対する理由も非常に重要になってくると言えるでしょう。保健師や看護師らしさを織り交ぜながら理由を言っていくことになります。

企業によっては面接の仕方がそれぞれ違うこともあります。そのためその面接の仕方に合わせた、言葉を考えておく必要があると言えます。面接試験などではコミュニケーション能力を見られる事も当然あります。相手の話を最後までしっかり聞けるかなどの、非常に基本的なことまで見られる事もあるでしょう。病院や医療機関の面接よりも、答え方や、人としての考え方が重視されることも多いです。看護や保健師に関する立派な理念を持っていたとしても、それが企業で通用しないと思われてしまうと、当然採用される可能性は難しくなってしまいます。

面接で成功するためには、医療従事者としては苦手なことが多い、自分を売り込むという姿勢と態度が大きく影響してくると言えるでしょう。
看護師紹介会社などを利用することで、自分を売り込んでいくという方法もあります。一人では自信がないという人にとって、自信を持って望むきっかけになったりすることも多いようです。医療以外の多くの情報や知識が必要になる産業看護師、保健師ですが、面接の時点からそのような環境は始まっていると言えるでしょう。

企業に看護師として採用されるためには、どのような点を重点的にアピールするべきでしょうか。看護師として一般企業に転職するときには必ず履歴書や職務経歴書を提出し、最終的には面接をして自己アピールをすることとなります。そのとき注意すべきなのは、通常の医療関連施設への転職・就職とは少し方針を変えたアピール方法をとったほうがよいという点です。

アピールポイントを考えるには、その企業の医務室ではどのような人材を期待しているかを考えてみるとわかりやすくなります。企業の医務室勤務では、主に社員の急な病気やケガへの対応の他、精神面でのケアを行うためのカウンセリングを担当することになります。そのことから、緊急時にきちんと落ち着いて判断や行動ができる経験や、カウンセリングの臨床経験があると大きなポイントとなります。

可能であれば、看護師免許の他に心理カウンセラー関連の資格などを持っていると便利です。しかし企業によってはカウンセリングについては別に専門の医師がいる場合も多いので、自分自身に専門的な知識がなくても、看護師としてカウンセリングの現場に携わったことがあるといった経験があれば、それだけでも相当評価は高くなるでしょう。

企業に勤務する看護師の場合、社員や他の医務室のスタッフとの連携が業務として求められます。そこで、それまでどのような職場でどのような役割をしてきたかをきちんとまとめて説明できるようにしておくと、よい人材として評価されやすくなります。